ジュレ鎮だより。

アストルティアと岩川基地のはざまで。

夏の終わり

f:id:bolero404:20150901174505p:plain

 

長く苦しい戦いだった(真顔)

 

先日……といっても8月14日のことなのでもう半月ほど経過したのですけど。9月1日現在開催中の艦これイベント『反撃! 第二次SN作戦』の全航程を、難易度甲でクリアいたしました。

 

運営さんから大規模イベントとの告知がきてからというもの、艦隊練度、資材ともに可能な限り充実させて臨んだ一大決戦。この記事ではイベント中の苦労話も交えつつ、ちょっぴり振り返っていきたいなあと思います。

 

  ◇ ◇ ◇

 

f:id:bolero404:20150901175922p:plain

 

イベント開始。E-1~E-3攻略にのりこめー^^

 

画像はイベント開始時のものです。今見ると、(私的には)資材がいっぱいですね……。新しい海域、兵装、艦娘、そして深海棲艦。この先になにが待ち受けているのかわくわくしながら、E-1の攻略を開始しました。

 

夏らしいさわやかな海域BGMにしばし聴き入ります。よくよく聴けば、この曲は『決戦! 鉄底海峡を抜けて!』のアレンジでした。いよいよイベントがはじまったのだなと、少しばかり目を潤ませている私がいました。

 

E-1 は那珂ちゃんを旗艦とした水雷戦隊が活躍してくれました。最終海域までに何枚の出撃札がつくか判明していない時点でのスタート。こういうときの「とりあえず那珂ちゃんだ!」感、分かる人には分かるかと思います。

 

後から知ったのですが、E-1では空母を運用可能だったようですね。空母や潜水艦を入れるとルートが逸れるものだと思い込んでいた私でしたが、那珂ちゃんらの奮闘で海域ボスのHPゲージを難なく削りきることができました。かなりの装甲値を誇る駆逐棲姫ですが、照明弾で強化された水雷戦隊の夜戦火力には敵うはずもなく。

 

E-2はイベントではおなじみとなった連合艦隊での出撃。E-1と同様に出撃札に注意しつつ、伊勢や日向といった航空戦艦を主軸とした水上打撃部隊編成での挑戦となりました。イベント前に育成していた龍鳳も、制空権確保に尽力してくれます。

 

海域ボスは軽巡棲鬼。ゲージ破壊間近になると、随伴艦としてこれまたイベントではおなじみとなった戦艦棲姫を連れてきました。これまでのイベントでは後半海域に見られたような重編成に一抹の不安を覚えつつも、この海域もストレートで突破することができました。敵側が強くなるのと同様に、こちらも強くなっているのです。特別な瑞雲を載せた航空戦艦の真の力を垣間見た思いでした。改二実装、待っています。

 

そして、E-3です。この海域にはほとほと手を焼かされました。初登場の水母棲姫を旗艦とした凶悪なボス艦隊もさることながら、道中の軽巡ツ級eliteの厄介さといったらもう……。ツ級はしめやかに爆散すべし(真顔)

 

この海域は空母機動部隊が主軸となるにもかかわらず、こちらの攻撃隊を遠慮なく迎撃してくるツ級がぽこじゃか配備されているものですから、ボス戦までくるとこちらの空母勢が置物にされていることがしょっちゅうです。

 

夏イベントと同時に実装された、艦載機熟練度システム。熟練度を高めることで性能が格段に向上した艦載機であってもツ級の魔の手から逃れることができず、せっかく高めた艦載機の熟練度がすっかり低下させられてしまい、それに要した時間やら労力やらまで無駄になってしまうことも……。ツ級爆発しろ(二回目)

 

おそらくは今夏イベントで最終海域のボスと並んで、提督たちのヘイトをもっとも集めたであろう軽巡ツ級。その姿勢はまさに深海棲艦側のナイトですね。ジュースをおごってやろう。だからもう出てこないでくだしあ;;

 

……と、 E-7クリアまでに蓄積したツ級へのヘイトで影を潜めてしまいがちですが、E-3のボス艦隊突破には骨を折りました。開幕での雷撃能力を備えた水母棲姫の攻撃力、耐久力はもちろんのこと、難易度甲では終始、去年の夏イベントで登場した空母棲鬼が同伴してきます。それも、二艦同時に。分身やめてくださいますか^^;

 

AL/MI作戦で対決した空母棲鬼/姫が、米空母・ヨークタウンの立場に置き換えられたものだとしたなら、今回の空母棲鬼は、海域のモデルとなった南太平洋海戦に参加したエンタープライズ、ホーネットを意識したものではないか――という説をみて、ほほうとうなりました。後者の二空母はともにヨークタウン級航空母艦ですしね。

 

まるでイベントの最終海域をプレイしているかのようなE-3の難易度。散々悩んで資材を溶かした挙句に、私はとうとう大和型の投入を決断しました。偉大なる先人たちの攻略情報を受けて、この時点で出撃札の枚数は判明していたので、中途半端な攻撃力や耐久力の艦隊で手をこまねいているくらいなら最大戦力で一気に突破してしまうほうが賢明だと、遅ればせながら理解したのであります。なんだか文体があきつ丸の口調みたいになってしまったのであります。

 

その結果は、さすがの大和型。一発で敵旗艦を仕留めることができました。大鑑巨砲主義万歳。やっぱり大和型じゃないとだめかー。46cm三連装砲すごいですね。

 

f:id:bolero404:20150901194304p:plain

 

E-3攻略完了。お次はいよいよ……。

 

E-3終了時点で燃料と弾薬が3万ほど減っていますね。まだまだ序盤なのだからおそろしい話です。大和型を投入するのがもう少し早ければ、資材消費を抑えられていたでしょうか。ちなみに、E-3でドロップする瑞穂は攻略中には出ませんでした。

 

さてさて、E-4へ突入です。海域名はアイアンボトムサウンド。ソロモン海方面のイベントということで開始前から予想はされていましたが、2013年秋イベントで先達の提督諸氏の毛根を死滅させた、悪名高き難関海域が帰ってきました。

 

私は2014年の春に着任したので、当時の様子は先達のプレイ動画や苦労話からうかがい知るしかないのですが、ゲージ回復に道中の夜戦連戦、荒ぶる羅針盤に撃破条件がきわめて厳しいボス……などなど、とにかくすさまじい海域だったそうです。武蔵救出のために、鉄底海峡を駆け抜けた提督諸氏に改めて敬意を表します。

 

比叡、霧島、夕立、綾波、飛鷹、隼鷹。いかにもなテンプレ編成で危なげなく海域を突き進み、いよいよはじめて対峙する、しかし艦これをはじめる以前から知っていて、ずっと戦える日を待ち望んでいた海域ボス、飛行場姫と相対します。

 

 

『決戦! 鉄底海峡を抜けて!』

 

戦闘BGMが流れた瞬間、ぞくりとしました。ずっとゲームの中で聴きたいなあと思っていた曲でしたので、本当にうれしかったです。……某所ではこの曲が流れた途端に吐いただとか禿げあがっただとか書かれていましたけど。このあたりは私が当時を知らないからこそ楽しめたのではないかなあと。

 

飛行場姫は戦艦ル級改flagshipを二艦同伴させています。なかなかに厄介な編成なのですが、飛行場姫自体は三式弾に特効があるためそこまで苦労はしませんでした。ゲージ破壊間近の最終形態も、運がよかったのか一度でクリアできましたし。

 

攻略中にE-4でのみドロップする海風のほか、ドロップ率が0.2%ほどだという二人目の明石もゲットすることができました。個人的にはこの海域が、今夏のイベントで一番楽しかったと言えます。

 

いよいよ後半海域へ。E-5は……うん、とても楽でした。秋津洲によるルート固定を知らなかったので初戦の潜水艦隊にこそ煮え湯を飲まされましたが、海域ボスの戦艦棲姫も、今となればそれほどの脅威でもなかったです。彼奴は随伴艦として登場するとたちまち深海のメイン盾と化しますが、旗艦であれば迷わずぶち抜くだけです。

 

報酬はパスタの国の駆逐艦、Libeccioちゃん。なんというか、とてもガチっぽいなあという印象でした。それはもう、あの伊401と同じくらいガチっぽいなと。うん。どうガチっぽいかについては、画像を検索していただければと思います。

 

E-6は再度、空母機動部隊での出撃です。個人的には、E-3よりは簡単だったような気がします。一航戦、二航戦の活躍ぶりが去年のAL/MI作戦を想起させました。彼女たちを存分に暴れさせることができてうれしかったです。すっかり連合艦隊の主力となった航空戦艦の扶桑型姉妹も心強かったですね。

 

海域ボスは空母棲姫に戦艦棲姫。まただよ(笑)

 

……あ、風雲は出ませんでした。無念。

 

f:id:bolero404:20150901205554p:plain

 

扶桑姉さま、輝いてます。そして、E-7へ……。

 

最終海域、E-7。まずは、この海域に関する諸々について、おさらいをしておきます。私自身、それを忘れないように書き留めておきたいというのもあります。

 

私はそのころ、他の海域を攻略しながら情報を追っていたのですが、この海域に君臨する防空棲姫は駆逐艦でありながら、過去イベントに登場した戦艦水鬼や泊地水鬼をはるかに超える395というとんでもない装甲値(後に395→333へ)を有しており、駆逐艦重巡洋艦の魚雷カットインをもってしても、仕留めるどころか撫でる程度のダメージしか与えられないと噂になっていました。 真っ先にイベントクリアを目指すRTA勢ですら、長いこと足止めをくうというありさまだったようです。

 

そのため、「防空棲姫を倒すには、なにかギミックを解除する必要があるのでは?」と、先行する提督諸氏は現状を打開する方法を模索していました。ほかのイベント海域や、もしかしたら通常海域にも攻略のヒントがあるのではないか。艦隊編成に仕掛けがあるのではないか。支援艦隊を工夫する必要があるのではないか。多くの提督が試せども考えども結論は出ず、ギミック解除の方法も、そもそも本当にギミックがあるのかも不明なまま、何人かの提督が防空棲姫を打倒したという情報が入ります。

 

『あ艦これ ~艦隊これくしょんまとめブログ~』管理人さんの攻略動画を視ましたが、希望よりも「こんなん無理ですわ……」という感想が先んじました。

 

もはや「ヒャア! 我慢できねえゴリ押しだ!」と夜戦火力に重きをおいて無理やりに海域ボスをねらい打つ戦法しか活路はないと思われはじめたころ、運営さんのTwitterで「ギミックはありまぁす!」という旨のツイートが。

 

そして、先ほどのあ艦これ管理人さんが、『E-7道中、XマスとYマスの港湾基地タイプの深海棲艦を複数回破壊することで、防空棲姫の装甲値を内部的に減少させることができる』という検証結果を動画として投稿してくれたことで、ギミック解除に頭をひねっていた提督諸氏と、私のような貧弱一般提督にも光明が差したのです。クンリニンサンほんとすき。いつもお世話になっています。

 

そんなこんなで、防空棲姫を倒し、報酬の照月を迎え入れることができたという喜びの声が増えてきたころ、私もいよいよもってE-7攻略に乗り出しました。

 

羅針盤に振り回されるのが大嫌いな私は、あきつ丸を旗艦とした水上打撃部隊でXマスとYマスを経由し、そのままボス艦隊に挑むという方法で海域ボスのHPゲージを削っていきました。初戦の相手が潜水艦隊で弾薬に少しは余裕があるとはいえ、ボスマスに到達するころには燃料が尽きて回避はボロボロでした。それでも、ちょっとずつ、ちょっとずつボスのHPゲージを削り、戦艦棲姫二艦を随伴艦とする最終編成に変な笑いをもらしつつ休むことなくボスに挑み続けました。たぶん、最後のほうははたから見るとすごい目つきでPCに向かっていたことと思います。

 

たくさんの資材を消費しました。たくわえていたアイテムのほかに、魔法のカードを発動して間宮と伊良子を召喚しました。いわゆるアイテム課金ですね。やたら高い経験値のおかげで、攻略中に大和と武蔵、神通とケッコンカッコカリができちゃいました。 

 

そして――。

 

f:id:bolero404:20150901174447p:plain

 

ドイツの科学力は世界一ィィィ!

 

最後は61cm五連装(酸素)魚雷×2、61cm三連装(酸素)魚雷、熟練見張員を装備したPrinz Eugenが魚雷カットインで決めてくれました。今回はBismarckもそうですが、ドイツ艦が本当にがんばってくれました。S勝利ではないですけど、雷巡が使えない中、地獄のような敵編成を相手にしてよくやってくれたと思います。

 

E-7クリア報酬の照月は、かわいらしくて強い、よい駆逐艦です。姉の秋月がそうであるように、対空カットイン要因として今後のイベントやEO攻略で役立ってくれることを期待しています。三つ目の甲種勲章については、ちょっとばかり眺めてにやりとできました。今となっては、そう、まあ、そうねえ……。 

 

f:id:bolero404:20150901220652p:plain

 

嗚呼、夏が終わったんやなって……。

 

今夏イベントを総括すると、新艦娘と邂逅できたときの喜びはもちろんのこと、頼りになる熟練艦載機、アイアンボトムサウンドの再来や、最終海域でのスタイリッシュな難敵との対決など、戦闘面についても楽しめました。海域BGMをはじめ、新しく実装された音楽も、心をふるわせてくれる素敵なものでした。大越ネキすき。

 

ただ、各所でさんざん書き尽くされたことではありますが、ギミック解除による影響が内部的にしか反映されないというのはいかがなものかと。もう少し目に見えるかたちで変化があったのなら、よりよいものになったのかなあという感想です。たくさんの提督が、あーだこーだと意見を交わせるのは新鮮味がありましたし。

 

それと、難易度甲での新艦娘掘りが本当に大変なんですよね。目的の艦娘が出るまで難易度丙・乙を周回して、なおかつHPゲージを削りきらないように適宜難易度を切り替える……。もうちょっとコレクションゲームとして遊びやすく、新艦娘を掘りやすくなればいいなあというのが正直なところです。

 

攻略終了後、どうにか瑞穂との邂逅に成功し、あとは風雲を残すのみ。E-6周回にしても、E-7のYマス集中にしてもきびしいものとなりそうですが、イベントが終わる9月7日まで、もうちょっとだけイベント海域に臨んでみる所存です。

 

近いうちにくるであろう、五航戦の改二もお楽しみに。

 

ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ